結納式の手順

(始めに)　最近の結納式は　仲人さんを立てずに　行うケースが　とても多くなってきました。そこで　最初の解説は　略式結納品(目録書　無し)で　おやりになる方
参加する人数も　三人(ご両親と本人)で行かれる場合を　ご説明いたします。
　　九品目の正式結納品　(七品目、五品目も含む)でおやりになる場合は　下記参照

其の一
女性側(新婦側)のご自宅へ着きましたら　先方様が　お出迎えしていると思いますが
その場では　あまり丁寧な挨拶はしないで　軽く会釈する程度に　留めて起きます。
この事は　結納式を　ホテル.レストラン　などで行う場合も同じです。

其の二
女性側が　結納式の部屋に案内してくれますので　最初に男性側が入り　結納品を並べ　準備します　その時　もし座布団が用意されていても　座らずに　後ろのほうに避けておきます　結納品を男性側の　父親の前に　自分に向けて　並べます。

女性側は　男性側の準備が出来たころあいを　見計らって部屋に入り　席次の様に座ります　　この時は　男性側の父親と　女性側のお嬢様が　対面する形となります。
(図　参照)
結納式の席次仲人さん無し

其の三
全員が着席したら　男性側の父親が　前に並べてある結納品を　180度　回して　新婦様側に　軽く差し出し口上を述べます。

本日はお日柄も良く　真におめでとう御座います　お嬢様の(新婦の名)様と　私どもの(新郎の名) との結納の儀　執り行わさせていただきます。

　こちらは(新郎の名)からの　結納の品でございます　幾久しくお納めください。

この様な　内容の口上を述べますが　全く同じでなくてもかまいませんが　最後の
「幾久しくお納めください」　はそのまま言ってください。そして男性側一同、深く礼をします(真礼)

其の四
お嬢様(新婦様)が　結納の品を　受けた後　お嬢様の父親が　口上を述べます

ご丁寧な　結納の品　真に有難う御座います　
幾久しく　お受けいたします。

この様な　内容の口上を述べますが　「幾久しく　お受けいたします。」又は
「幾久しく　お納めいたします。」　はそのまま言ってください　　そして女性側
一同　深く礼をします(真礼)

其の五
最後の締めの言葉として　男性側の父親が

本日は　真に　有難う御座いました　無事　結納を納めることができました　これからも　末永く　よろしくお願いいたします。

この様な　内容の言葉を言い　全員で　深く礼をし(真礼)　結納の儀を　終了いたします。

正式結納品(九品目)　または　七品、五品目の　目録書がある　略式結納品で行う場合の説明

目録書のある結納品でおやりになる場合は　結納品を受ける　女性側が「拝見の儀」を行います。其の一　から　其の三　までは同じですので　お嬢様が　結納の品を受けた所から　解説いたします。

其の六
結納の品を受けたお嬢様(新婦様　ご本人)が　目録書の中身を取り出し　内容を確認します(拝見の儀)　　そして　それを父親、母親の順に　簡単に確認してもらいます　次に　それを　結納品の台に戻したところで　女性側の父親が　口上を述べます

ご丁寧な　結納の品　真に有難う御座います
幾久しく　お受けいたします。

　詳細は　其の四　と同じです　そして　女性側一同　深く礼をします(真礼)
その後は　男性側の父親が　締めの言葉として

本日は　真に有難う御座いました　無事、結納を納めることができました　これからも　末永くよろしくお願いいたします。

その後　全員で　深く礼をし(真礼)　結納の儀を終了いたします。(詳細は其の五)

次に　女性側が　結納の品に対する　受納書を用意していた場合の　説明をいたします。

其の七
女性側は　受納書を　あらかじめ　本人(新婦様)の横に準備しておきます。　女性側が　結納の品を　受けた後(女性側の父親が　｢幾久しく　お受けいたします。」と言った後其の四　参照)　女性側の母親がいただいた結納品を　床の間の前の方に移し
準備してある受納書を　女性側の父親の前に運び、自分の席に戻ります。(図　参照)